レッツ Do it yourself

久方ぶりに、楽しい工作の時間を過ごした。
そう思い立ったのも、近頃年のせいか足底に痛みがあり、小耳にはさんだ足裏マッサージのお世話になった。
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所謂リフレクソロジーというやつで、なかなかに敏感な体感覚を自負する身としては、あまりお世話になりたくなかったものでもあった。

しかし、食わず嫌いも行けないと奮い立ち、相成った次第である。

すんげぇ痛かった。
拷問とは斯く成るものかと認識を改める次第である。

店主による、現代人の足環境の悪さのご高説に触れ、今の内に機能回復の手だてを講じるべく、家人に相談すると『ワラーチ』なるものがあると教えてくれたので調べて見ると、トレイルランニング等をされている方々が、脚の故障に悩み、最新機能を有する靴を経て、行き着いた物であるとのこと。

山岳部族が日に数十キロを走破するための履き物であることを知った。

市販品もあるが、多くの方が自らの足に合わせてDIYされているようで、製作難易度はかなり易く夏休みの自由工作にもおすすめできるほどである。

使用感が不明であるので、あまり原資を投じずなんとか出来ないかと思いあぐねていたところに、マリンシューズに思い至った。

数年お世話になっていたものだが、如何せん夏にしか使わない。ほぼ箪笥の肥やしであるにも関わらず、経年劣化は避けられぬ。愛用していた彼も、靴底部分がめくれてきていたので、この際生まれ変わって頂くことにした。

随分とダイエットされた姿と相成った。
後は、所定の位置に穴を拵え、太さ4ミリ程のロープを通して完成である。


ここ数日、通勤時に使用しているが、かなり快適である。そして、如何に足を甘やかしていたかを知ることとなった。
歩くだけで筋肉痛になる。下り坂を歩くために、かなり足指に気を遣う。
便利さに流され、身体の機能を疎かにしてきた付けを思い知らされた。

オーソモレキュラー等、栄養への感心が高まる昨今であるが、今一度、物理的に身体との対話が求められているのだろう。